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秋田建設工業新聞社
2025/05/19

【秋田】ルポールみずほの解体、8月までに業務公告/県6月補正案に設計費など計上

 県人事課は、昨年度に着手したルポールみずほの解体に関し、アスベスト含有分析調査、周辺建物等事前調査、解体設計の委託費6,849万円を6月補正予算案に計上した。県議会の予算承認後、それぞれ7月または8月に公告する。年度内の履行期限で調査と設計を進め、来年度の着工を目指す。

 昨年3月に閉館したルポールみずほ(地方職員共済組合秋田県宿泊所)は、昭和55年に建設された鉄筋コンクリート造6階・地下1階建て、延べ床面積4,911.96uの建物。宿泊施設(RC6F・B1F4,398.83u)と職員宿舎(RC4F501.13u)で構成される。経年劣化により職員宿舎の外壁では北側に剥落、南側に地盤沈下によるひび割れ、宿泊施設の南側では外壁のひび割れが発生。安全上の問題があるため、早期の解体を行う。

 同施設は、建設時にアスベストの使用が確認されているうえ、大規模で多岐にわたる建材が使用されているため、アスベスト調査を第1段階と第2段階に分けて行う。第1段階では含有調査の実施箇所を選定するため、設計図面と目視による調査を実施(エヌエス環境、履行期限6月10日)。第1段階の調査結果を踏まえ、第2段階となるアスベスト含有分析調査を委託する。

 また、7月または8月に公告する業務のうち、周辺建物等事前調査では、工事による振動や騒音などの施工地周辺への影響を測定。アスベスト含有分析調査、周辺建物等事前調査、解体設計のいずれも年度内の履行期限でまとめ、8年度の着工・完了を目指す。なお、解体後の跡地利用については現在、検討中。

提供:秋田建設工業新聞社