復興庁は、大阪・関西万博のテーマウィークのうち「未来のコミュニティとモビリティウィーク」の中で、被災地発の未来社会に向けた復興をテーマとした展示を5月19〜24日の6日間、万博会場内の「EXPOメッセ(WASSE)」で行う。19日には伊藤忠彦復興相と2025大阪・関西万博復興PRアンバサダーの荒川静香氏(プロフィギュアスケーター)、福島県、宮城県、岩手県の知事らが出席してオープニングセレモニーが行われた。
伊藤復興相は「被災地の復興しつつある姿や、その魅力を発信する展示だ」と述べ、「この展示が来場者と被災地を結ぶきっかけとなることを祈念する」とあいさつした。また、荒川アンバサダーは「3・11から今日までの5181日間に及ぶ復興に至る姿を多くの人に知って、学んで、これからの生活に生かしてもらいたい」と呼び掛けた。
展示ブースはWellcomeゾーン、Memory―震災伝承―ゾーン、Resilience―災害対応―ゾーン、Kizuna―食・水産―ゾーン、Future―最新技術・F―REI―ゾーン、Connectionゾーンで構成する。
Resilience―災害対応―ゾーンでは3・11の経験を生かした災害対応やまちづくりを世界中に伝えるべく、被災地の災害対策やまちづくりについて、発災前から現在・未来に至る過程を「復興のストーリー」として展示している。
※写真は建通新聞電子版に掲載中
提供:建通新聞社