県警察本部会計課は、老朽化が進む大館警察署の建て替え工事を設計・施工一括(DB方式)で発注するため、事業者選定手続きなどを支援するアドバイザリー業務委託費1,662万6,000円(債務負担行為1,108万4,000円、設定期間:8年度)を6月補正予算案に計上した。議決後、8月までに業務を公告・契約する。設計・施工の発注は来年度に予定しており、アドバイザリー業務では書類作成などの支援も行う。
大館警察署(大館市根下戸新町1−70)は昭和53年に建設され、庁舎と車庫で構成。庁舎は鉄筋コンクリート造3階建て、延べ床面積2,408.93u、車庫は鉄骨平屋建てと鉄骨2階建ての2棟で、合計延べ床面積は557.62u。
老朽化が著しいため、現敷地の駐車場に新庁舎・車庫を建設する計画。新庁舎は現施設の約1.6倍となる延べ床面積3,770u、車庫は既存と同程度の約580uと想定している。
同事業では、PFI手法での整備・運営も視野に入れ、PFI導入可能性調査を今年3月まで八千代エンジニアリングに委託していた。従来手法やPFI手法(BTO方式、BOT方式、DBO方式など)で実施した場合の事業範囲や事業期間、官民の役割分担などについて比較し、設計・施工一括(DB方式)による発注が最適と判断した。
8月までに公告・契約するアドバイザリー業務では、事業者選定に係る手続きに向けて専門的知識による支援を行う。県警では8年度に設計・施工一括で発注し、早期完成を目指す。
提供:秋田建設工業新聞社