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北陸工業新聞社
2025/05/21

【福井】社会の健全な進歩発展に寄与/福井県建築士事務所協会が総会開く/7月に事務局引っ越し/全国福井大会の大成功に感謝

 一般社団法人福井県建築士事務所協会(木下賀之会長)の2025年度通常総会は19日開かれ、24年度の事業報告・収支決算および25年度の事業計画・収支予算案を慎重審議の上、すべて原案通り了承した。
 会場は、福井市大手3丁目のザ・グランユアーズフクイで。
 まず全員で建築士事務所憲章を朗読し、社会的な重要性を再確認。
 続いて木下会長が挨拶し、昨年10月に開催した第46回建築士事務所全国・福井大会が会員の協力で大成功(全国から合計1432人が参加)を収めたことに改めて感謝した。25年度から木造住宅の耐震診断、補強計画の診断士業務委託料が10万1000円〜16万5000円と大幅に上がる成果も報告。その上で「人手不足や資材高騰など厳しい環境下ですが、今後とも頑張っていきたい」と、力強く抱負を示した。
 来賓の福井県建築住宅課の寺井直大課長と、福井市建築指導課の西口貴之課長も祝辞。公共施設の設計や工事監理、木造住宅の耐震診断など、建築行政に対する多大な貢献に心から感謝した。
 総会後は、賛助会員と正会員による懇親会(100人超)を盛大に開催。木下会長の全国大会大成功の感謝を込めた挨拶に続き、県公共建築課の白崎成人課長が祝辞。県建築士会の森川清和会長が乾杯発声し、歓談の輪を広げた。県建築住宅センターの松本正輝理事長が三本締めし、瀬戸川信之副会長が閉会挨拶した。
 なお、協会の事務局(現・福井市日之出5丁目)が7月に引っ越しする。北陸自動車道福井インター近く、福井市合島町3号1番地に移転することも報告された。

建築士事務所憲章
 建築士事務所は、建築や環境が文化の形成に占める重要な意味を認識し、社会の健全な進歩と発展に寄与します。
【2025年度の事業計画】
■総務・財務委員会
・日本建築士事務所協会連合会に協力など
■教育・情報委員会
・管理建築士講習や建築士定期講習の円滑な運営など
■業務・技術委員会
・建築士事務所の開設者・管理建築士のための研修会11月に予定など
■広報・渉外委員会
・協会誌「建築設計福井」の編集・発行(年1回)など
■指導委員会
・建築士法第27条の5に基づく苦情の解決業務など
■基本問題検討会
・改正建築基準法・建築士法への取り組みと課題対応など
■耐震特別委員会
・建築物耐震診断・補強計画等業務に関する指導など

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