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建通新聞社(中部)
2025/05/22

【岐阜】関ケ原町 笹尾山周辺の整備 25年度は基本設計など

 関ケ原町は2025年度、笹尾山周辺の整備について、旧北小学校撤去以外の整備に係る基本設計と、整備範囲一帯での官民連携可能性検討業務を進める。25年度は同業務の他、旧北小校舎撤去詳細設計に向けた調査などを実施。その後、26〜30年度で各整備の詳細設計や整備を進め、31年度の全面供用開始を目指す計画。
 基本設計はイビソク(大垣市)が担当し、旧北小学校撤去以外の各整備の詳細設計に向けて、26年3月19日までの履行期間で進める。また、官民連携可能性検討業務は国際開発コンサルタンツ岐阜事務所(可児市)が同年3月13日までの履行期間で担当。サウンディング調査やヒアリングなどで、整備範囲一帯での民間活力導入の可能性を検討する。
 笹尾山周辺の魅力向上、来訪者のさらなる周遊を促すことを目的に、史跡関ケ原古戦場整備計画の個別計画として、旧北小学校の撤去などを盛り込み、策定した「笹尾山周辺整備基本計画」の計画期間は32年3月31日まで。想定事業費は約10億円(旧北小撤去費除く)。
 同計画では、ゾーニング計画として、「積極的に保存すべき要素を持つ笹尾山部分」をAエリア、「将来的に広場として活用する旧北小学校グラウンド部分」をBエリア、「旧北小のある部分」をCエリア、「現在の多目的エリア」をDエリア、道路を含めた指定地外をE・Fエリアと設定。
 それぞれのエリアでの整備方針は、Aエリアで陣幕(じんまく)の整備や馬防柵一部撤去など、Bエリアで水はけの向上を目指したグラウンド再整備など、Cエリアで老朽化の進む旧北小校舎を撤去、緑地化を図り広場の整備など、Dエリアで笹尾山麓の無電柱化の検討などとした他、E・Fエリアでは、道路の景観舗装やガイダンス施設の整備などを盛り込んでいる。
提供:建通新聞社