国土交通省四日市港湾事務所は、2025年度の事業として霞ヶ浦北ふ頭の岸壁整備などを進める。事業費は前年度当初比1%増の23億9700万円で、内訳は港湾事業が18億2700万円、海岸事業が5億7000万円。
港湾事業のうち港湾改修費は17億8700万円。24年度補正予算46億2000万円を合わせた実質70億1700万円(港湾事業64億1700万円、海岸事業6億円)となる。
港湾事業では、霞ヶ浦北ふ頭の岸壁を整備する四日市港霞ケ浦地区国際物流ターミナル整備事業を進めており、24年度までに桟橋の本体杭打設を終えた。25年度は基礎工の完了とともに、一部の被覆工と背後土留部のケーソン据付を進める。
予防保全事業については、外港地区の東防波堤で老朽化した上部工を撤去し、新たな上部ブロックを整備する。その他、霞ヶ浦北ふ頭80号岸壁、26号岸壁の老朽化箇所の補修などを行う。
海岸整備では、四日市港海岸直轄海岸保全施設整備(石原地区・塩浜地区)の耐震改良や嵩上げなどの改良工事に着手する。
提供:建通新聞社