全国情報ネットワーク：各地域で信頼される専門紙33紙で構成

　新潟県建設業協会（福田勝之会長）は２７日、２０２５年度定時総会を新潟市中央区のＡＮＡクラウンプラザホテル新潟で開いた。
　冒頭、福田会長は「長期的な見通しのもとで安定的・持続的な公共事業予算の確保に向け、より一層積極的な活動を行うとともに、あわせて地域建設業が社会資本整備の維持管理はもとより、災害復旧や道路除雪など地域の守り手としてその社会的使命を果たせるように活動していく」と語った。議事では２４年度事業報告および２５年度事業計画および収支予算を確認。また、２４年度決算のほか、２６年度定時総会終結までの間、理事に新潟支部から馬場康氏（加賀田組）、監事に斉藤国広氏（東日本建設業保証新潟支店）を選任する議案を承認した。
　２５年度事業計画によると、▽健全な発展に向けた経営基盤の強化▽働き方改革の推進と担い手の確保・育成▽ＤＸ（デジタルトランスフォーメーション）、ＩＣＴ活用による生産性の向上―の３本柱を目標に掲げ、長期的な見通しの下での安定的・持続的な公共投資の確保が行われるよう、改正国土強靱化基本法に基づく「実施中期計画」の早急な策定と事業実施を要望することを確認。ＳＤＧｓ（持続可能な開発目標）の取り組みとして完全週休２日制導入５０％を設定したほか、ＩＣＴ施工活用工事の拡大、ＤＸ普及を踏まえた人材育成の取り組み、持続可能な除雪体制の構築、現場技術者の業務効率化に向けた「建設ディレクター」育成講座の開催などを盛り込んだ。
　また、協会役員の功労者および優良工事業者などの表彰式も行われた。