神奈川県のまとめによると、2025年4月末時点の県内の建設業許可業者数は23年度末比1・5%増の2万8932者だった。前年度は漸増傾向から8年ぶりに0・8%の微減となったが、再び増加。29業種中26業種で許可業者が増えた。
全業種の許可区分別では、一般が7万3472者、特定が1万2831者。兼業している事業者は6405者あり、1者当たりの許可業種数は2・9だった。
資本金別では1億円以上が189者、5000万円以上1億円未満が569者、3000万円以上5000万円未満が1036者、1000万円以上3000万円未満が7834者となっている。
業種別の許可業種数を見ると、とび・土工・コンクリートの8947者(全体の30・9%が取得)が最も多く、建築の6903者(23・8%が取得)、内装仕上げの5294者(18・2%が取得)、土木一式の4952者(17・1%が取得)がこれに続く。
神奈川県の建設業許可業者数は、1999年度末の3万2587者が最多。2012年度末の2万6829者を底に増加に転じ、以降、回復傾向が続いているが、ピーク時からは11・2%減となっている。
全国で見ると、24年度末の建設業許可業者数は48万3700者と前年同期比0・9%の増加。ピーク時からは19・5%減っている。
24年度に新規に建設業許可を取得したのは1万6164者。一方で、許可が失効したのは1万1847者。
建設業許可が失効した理由は、7252者が廃業、更新手続きを行わなかった者が4595者だった。
建設許可業者数を比較すると、神奈川県は東京都の4万4655者、大阪府の4万1645者に次ぐ全国で3位。4位は愛知県の2万8207者、5位は埼玉県の2万4592者。
提供:建通新聞社