県土整備部建設技術振興課は29日、2025・26年度の県営建設工事競争入札参加資格審査の結果を公表した。本申請となる今回、全資格者数は3261者で、前回の23・24年度と比べて169者の減少となった。県内企業は2539者で107者減、県外企業は722者で62者減と、県内企業の減少が目立った。県内企業の等級区分のウエートには大きな変動はなかった。新しい入札参加資格は、6月1日からの適用となる。
主な業種別の動きを見ると、土木工事は798者で前回から45者の減。特A級は25者で1者増、A級は159者で24者減、B級は174者で6者減、C級は440者で16者減。そのうち県内企業はA級が137者で8者減、B級が171者で5者減、C級が422者で24者減となっている。前回に比べて、A級とC級の減少幅が拡大した。
建築一式工事は359者で26者減。うちA級が81者で10者減、B級が73者で5者減、C級が205者で11者減。県内企業はA級が57者で4者減、B級が73者で5者減、C級が204者で11者減。
電気設備工事の資格者数は11者減の178者で、うち県内企業は7者減の140者。管設備工事は12者減となる264者で、県内企業は9者減の234者。舗装工事は13者減の431者で、県内企業は12者減の419者となっている。
県内企業の主要業種別の等級別ウエートを見ると、土木はA級18・8%、B級23・4%、C級57・8%で、大幅な変動は見られなかった。建築一式、電気設備、管設備、舗装においても、目立った変化はなかった。
業種区分別の資格者数を見ると、19業種中、前回を上回ったのは2者増の塗装、1者増のグラウト、4者増のしゅんせつだった。残る16業種ではいずれも前回を下回った。特にも減少数が大きかったのは、土木の45者減、建築一式の26者減、機械設備の15者減など。
実業者数は1597者で、前回から86者減。内訳を見ると、県内が1135者で56者減、県外が462者で30者減と、共にマイナスとなった。
主な地区別の実業者数の動向を見ると、盛岡(岩手を含む)が293者で8者減、県南が132者で10者減、一関(千厩を含む)が124者で3者減、花巻(遠野を含む)が105者で7者減、宮古(岩泉を含む)が93者で7者減など。実業者数が前回を上回った地区はなかった。
提供:日刊岩手建設工業新聞