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　新潟県農地部農地管理課は５月３０日、新発田市湖南、片桐地内「県営湛水防除事業　落堀川地区　大井川排水路第５７次工事」について、総合評価落札方式（技術評価型）の制限付き一般競争入札で公告した。
　２社または３社による特定共同企業体を対象とし、ＪＶ申請書は１６日と１７日、参加資格確認申請書等を２５日から２７日までそれぞれ受け付ける。主な資格は代表構成員は県内に主たる営業所を有し、土木一式工事Ａ級で総合評点１２００点以上であり、２０１０年４月１日以降に口径８００ミリ以上の既成杭工事の元請完成実績など。それ以外の構成員は県新発田（農村整備部）・村上（農林振興部）地域振興局管内に主たる営業所を有する土木一式工事Ａ級など。施工上の課題として「プレボーリング杭工法（掘削建込工法）による基礎杭工およびコンクリート工における品質確保と施工上の安全管理」に係る技術提案を求めている。
　計画によると、五郎平堰新設工事のかんがい用取水堰一式（ＲＣ造、鋼製ローラゲート、純径間１３・２メートル、扉高２・０メートル、揚程２・４メートル）。基礎構造はＳＣ杭およびＰＨＣ杭（φ８００ミリＬ＝２１−４０メートル・１５６本、φ４００ミリＬ＝２２−４０メートル・２７本）、ポレボーリング杭工法。工程では１０月から準備工、１１月から仮設道路工、１２月から基礎杭工に取り掛かる。その後、仮設土留工や遮水矢板工、擁壁工に着手し、堰本体工は２７年３月からを予定している。
　開札は７月２９日。県議会９月定例会で工事請負承認を諮り、工期は８１０日間。