朝霞市は29日、6月議会に上程する補正予算案を明らかにした。市長選の影響で骨格予算となった当初予算から政策的経費を肉付けして計上したため、補正後の額が事実上の2025年度当初予算となる格好。予算が可決されれば一般会計全体で7億7697万9000円を追加し、一般会計総額が521億1万1000円(前年度当初予算比1・8%増)となる。
主な事業費としては、市庁舎改修に向けた実施設計委託費3025万円を編成。すでに耐震化は終えているが、外壁・内装・給排水・空調設備など多くの劣化が確認されているため全体の改修を図るもの。
工事関係ではそのほか▽東橋側道橋改修=1億967万円▽北朝霞公民館改修=1806万5000円▽市道2号線高木剪定委託=1476万2000円▽総合福祉センター改修=1159万円▽市道5号線道路改良設計=939万9000円▽朝光苑改修=673万7000円――などを組み込んでいる。
1月に発生した道路陥没事故を受けた全国特別重点調査に当たっては、下水道事業会計において管径2m以上かつ布設から30年が経過する下水道管を調査するための費用1047万7000円を確保する見通しだ。
提供:埼玉建設新聞