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秋田建設工業新聞社
2025/06/02

【秋田】湯沢雄勝広域・湯沢火葬場移転の基本計画策定を公告/施設規模、運営方式など検討

 湯沢雄勝広域市町村圏組合は、老朽化が進んでいる湯沢火葬場の近隣に新施設を建設し、機能を移転する。2日に基本計画策定業務を公告、今月19日に開札する。施設規模、概算事業費などを検討するほか、施設運営の方式について公営、民間(PFI等事業)、指定管理それぞれを比較検討する。履行期限は8年2月26日。8年度以降のスケジュールは基本計画を踏まえて決定する。

 湯沢火葬場(湯沢市字沼樋129)は、昭和57年度に建設された床面積485.1uの施設で、火葬炉3基と汚物焼却炉1基を備えている。施設、設備ともに老朽化しており、新施設建設または大規模改修に向けて5年度に整備方針検討(建設技術研究所)を実施。現施設を行う場合は炉体を更新するための設置スペースが不足していることや、改修・現位置建替では火葬業務を停止する必要があることから、近隣に新施設を建設し、機能を移転する。

 基本計画策定では、前提となる計画条件(火葬件数の予測推計、施設利用予測、必要炉数・主要諸室の設定等)を検討したうえで、建設候補地の選定支援、施設の規模・配置計画作成、概算事業費算出などを行う。また、完成後の施設運営維持管理では、公営方式、民間方式(PFI等事業)、指定管理方式それぞれについて、メリット・デメリットを明確にしながら比較検討する。

 8年度以降は今年度に策定する基本計画をもとに、設計や用地測量など必要な業務に着手する。

提供:秋田建設工業新聞社