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建設経済新聞社
2025/06/02

【京都】右京区京北地域の3市営保育所 再編など在り方を検討

 京都市は、右京区京北地域の市営保育所について、令和7年度中をメドに今後の在り方に係る方針を策定する。
 現在、3ヵ所の市営保育所(ひかり、弓削、周山)を運営しているが、就学前児童数や保育所入所児童数が減少傾向にあることなどにより、子どもの乳幼児期における成長発達において重要となる、同年代の子ども同士の関わり合いの中で様々な経験や体験を行う「集団での活動を経験する機会の確保」が難しくなりつつある現状が見られるようになってきている。
 こうした状況を踏まえ、令和6年度には、保護者をはじめとする地域住民との意見交換会(令和6年7月)のほか、アンケートを実施した。
 令和6年12月〜7年1月に実施したアンケートでは「保育所を統合した場合、さらに人口減少につながる」「保育所再編をする場合は施設を整備してほしい」などの意見があった。
 今後、保護者や地域住民に開かれた形で検討会を実施するなど、さらに意見を聴いて具体的な検討を重ね、令和7年度中をメドに、今後の保育・保育所の在り方に係る方針を策定する考え。その中で、統合を含めた保育所の再編など検討する。
 京北地域における就学前児童数は、令和3年度の100人から、7年度は72人となり、8年度は68人を見込む。
 保育所入所児童数は、▽ひかり保育所が令和3年度の20人から、7年度は11人となり、8年度は8人(見込)▽弓削保育所が令和3年度の35人から、7年度は25人となり、8年度は26人(見込)▽周山保育所が令和3年度の33人から、7年度は22人となり、8年度は20人(見込)。