全国情報ネットワーク：各地域で信頼される専門紙33紙で構成

　七尾市は２日、一般会計２１９億７５６９万６０００円（累計８１３億４２８３万９０００円）の６月補正予算案を発表した。田鶴浜、中島、能登島の３地域４カ所で整備する計８０戸の災害公営住宅（復興公営住宅）について、民間事業者が建設した建物を市が取得する「買い取り方式」の事業費として５５億５９８７万６０００円の債務負担行為を設定した。事業期間は２０２７年度まで。
　公営住宅は、旧田鶴浜保育園跡地に１２戸、旧中島中跡地に３６戸、中島地区コミュニティセンター熊木分館敷地に１２戸、能登島定住促進住宅駐車場に２０戸をそれぞれ整備する。事業者選定後、今年度内の着工、２７年４〜６月の入居開始を目指す。
　さらに、民有地を活用した公営住宅整備に向けた測量や用地取得費として５億２２００万９０００円を配分した。田鶴浜地区の２カ所計４０戸、和倉・石崎地区５６戸、袖ケ江地区３０戸を建設する。
　能登半島地震で損傷した田鶴浜小校舎の改築に向け、放課後児童クラブ整備を含め２３億３１８３万５０００円を計上した。
　その他、市武道館復旧に２億５０３０万５０００円、和倉消防署と灘浦分遣所の改築工事の債務負担行為として６億２２３４万５０００円、旧えの目保育園や能登島野崎多目的集会所解体工事などに８３６６万５０００円を盛り込んだ。