トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

北陸工業新聞社
2025/06/03

【富山】会の活性化戦略など推進/県建築士会が通常総会開く

 富山県建築士会(西野晴仁会長)は5月31日、富山市の富山電気ビルで第74回通常総会を開き、会の活性化戦略の推進といった重点事項を含む2025年度活動指針と事業計画を報告した。
 代議員41人のうち、委任状6人を含む37人が出席。冒頭、西野会長があいさつし、「会長になり3年が経った。最初の2年は財政の健全化、会費の値上げに取り組み、皆様のご協力で昨年から実施した。値上げによる会員の大幅な減少はなく、収支は想定通りに進んでいる。我慢していた活動への支援も良くなったと思う。災害関連の委託業務が増えた一方、建築士試験などの受託業務がWEB化で減っており、今後考えていかなければならない」と述べた。
 さらに、「各事業をアップデートし、活性化するには新たな受託事業が必要。一昨年から年誌「富山建築士」を、建築系学科に在籍する未来の建築士に配布しているが、今年から広告ページをカラー化する。就職を考えている学生に、会社のイメージをダイレクトに伝えることができる。より多くの協賛へご協力をお願いしたい。昨年は委員会や事業への予算付、会員拡大に向けた特別準会員制度、ホームページ委員会の設置に加え、色んなルールのアップデートにも取り組んだ。様々な課題はあるが、震災復興への事業を含め、さらなるご協力をお願いしたい」と話した。
 議事では2024年度事業報告と決算を承認後、25年度活動指針および事業計画、正味財産増減予算書が報告された。来賓を代表し、新田八朗知事が祝辞を述べた。
 活動指針の重点事項には、(1)建築三会の連携により「建築士の日」事業を実施するとともに、行政との防災協定を実効性ある組織に強化し、とやまの建築・建築士の役割・活動を広く社会に発信する(2)活動の基本単位である支部の「まちづくり活動」を支援し、会の魅力を高め交流の輪を広げる(3)各委員会組織の再編と事業活動の実効性向上および会員の技術研さん・資質向上を図る(4)会の活性化戦略を推進する(会員のための建築士会、会の存在感の向上、会員拡大、事業収益の向上)−を盛り込んだ。
 この日は総会に先立ち活動報告会、総会後には多数の来賓を含め48人が参加し、交流会もそれぞれ行われた。

hokuriku