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福島建設工業新聞社
2025/06/03

【福島】要件緩和し再度手続き/F-REI固有実験施設の設計

 東北地方整備局は2日、福島国際研究教育機構施設(R07)設計業務の公募型プロポーザル手続きを開始した。WTO対象。浪江町川添に整備する福島国際研究教育機構(F−REI)施設群のうち固有実験施設5棟の基本・設計業務で、2月に公告したプロポーザルに応募がなく、配置予定技術者の実績要件等を緩和して再公告した。参加表明期限24日。8月19日まで技術提案書の提出を受け、9月中旬の特定、10月の契約を目指す。
 プロポーザルは単体、設計共同体の混合方式で参加資格は建築関係建設コンサルタント資格登録の1級建築士事務所。配置予定技術者の業務実績は同種業務が地上2階建て以上、延べ5000uの建築物(試験・研究施設、病院、実験施設のある大学)の新・増築設計。類似業務は同2000u以上で用途は庁舎、事務所も可。前回プロポーザルで要件としていた地下構造を除外し、類似業務の延べ面積を引き下げた。
 業務は固有実験施設@放射線科学・創薬医療実験棟(RC造地上2階地下2階建て延べ1万3395u)A超精密分析等実験棟(同平屋3131u)B遺伝子組換実験棟(同4階建て延べ5868u)C精密温度調整栽培実験棟(同2階建て延べ5212u)D土壌環境実験棟(同平屋1492u)に、渡り廊下(S造平屋1000u)2棟、自転車置場(W造平屋26u)5棟を含めた基本・実施設計に関する標準・追加業務(総合、構造、電気・機械設備)。履行期限は2027年12月17日。BIMに係るEIR(発注者情報要件)の適用業務で、EIRは指定項目が必須、推奨・その他項目の実施は任意。
(提供:福島建設工業新聞社)