トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建設経済新聞社
2025/06/04

【京都】令和6年度通期の平均落札率90・8% 前年同期比0・1ポイント増

 京都府が令和6年度に入札・契約した予定価格が250万円を超える建設工事の平均落札率が90・8%(契約件数1014件)だったことがわかった。
 6月2日開催の令和7年度第1回京都府入札監視委員会(安保嘉博委員長)に府が報告したもの。令和5年度の90・7%(契約件数1061件)と比べ、0・1ポイント増となった。
 入札方式別でみると、一般競争入札は90・8%(962件)、指名競争入札は90・0%(52件)。
 令和6年度の契約件数は1014件(令和5年度は1061件)、契約金額は582億9113万8400円(令和5年度は565億9349万8500円)、延べ入札参加業者数は1万4767者(令和5年度は1万5370者)。
 令和6年度の1入札あたりの参加業者数は14・6者(令和5年度は14・5者)。内訳は一般競争入札が14・4者(令和5年度は14・2者)、指名競争入札が16・8者(令和5年度は17・7者)。
 令和6年度の不調・不落発生状況は、件数が16件(令和5年度は25件)、発生率が1・6%(令和5年度は2・4%)。
 令和6年度の失格者発生状況は、件数が234件、発生率が23・1%(令和5年度は238件、22・4%)。
 なお令和6年12月1日〜令和7年3月31日の間に契約した一般競争入札220件、指名競争入札12件、随意契約10件の計242件の工事における平均落札率は91・5%。入札方式別の平均落札率は一般競争入札が91・2%、指名競争入札が90・0%、随意契約が98・5%。
 上記の期間中に府外企業への入札参加を認めた工事は20件。内訳は、鋼橋やPC橋等の橋梁上部工や消化ガスタンク等の専門工事0件、技術的難易度が高いトンネル工事0件、法面処理、特殊舗装等工事のうち特殊機械や専門技術を要するもの0件、特殊機器(設計やシステム開発を伴うもの)の工場製作を含む設備工事及びその点検・修繕工事16件、重要文化財建造物の保存修理工事のうち高度で特殊な技術を要するもの4件、府内に施工できる企業がないか極めて少ない「個別」の工事0件、WTO対象工事0件。
 府外企業への入札参加を認めた工事20件の平均落札率は94・5%、平均参加者数は2・0社。このうち府内企業が落札した工事は6件で平均落札率は92・6%、平均参加者数は3・7社、府外企業が落札した工事は14件で平均落札率は95・3%、平均参加者数は1・3社。
 令和4年度以降の各期の平均落札率[工事(一般競争入札、指名競争入札、随意契約の総契約分)]をみると、▽令和4年4月〜7月…90・4%▽令和4年8月〜11月…91・2%▽令和4年12月〜令和5年3月…91・0%(令和4年度通期…90・9%)▽令和5年4月〜7月…90・5%▽令和5年8月〜11月…91・0%▽令和5年12月〜令和6年3月…90・7%(令和5年度通期…90・7%)▽令和6年4月〜7月…90・7%▽令和6年8月〜11月…90・9%▽令和6年12月〜令和7年3月…91・1%(令和6年度通期…91・0%)−となっている。
 一方、令和6年度通期の物品購入は、総契約件数が300件で平均落札率は85・8%。入札方式別では一般競争入札が84・7%(273件)、指名競争入札が85・7%(4件)、随意契約が98・4%(23件)。
 入札監視委では、抽出案件として、工事4件(▽京都府立丹後郷土資料館整備工事(電気設備工事)▽宇治浄水場高度処理施設機械設備更新工事(4号池・7号池)▽重要文化財東福寺常楽庵客殿ほか2棟保存修理工事(塔司寮建具工事)▽京都府京都東府税事務所原状回復工事、物品1件(▽令和6年京都府スポーツ賞表彰に係る記念品)、プロポーザル1件(▽京都アリーナ(仮称)の整備・運営等事業に係る業務委託)の計6件について、入札経緯等の報告を受け、審議を行った。