石川県土木部道路建設課は、奥能登地域の主要幹線道路である珠洲道路や門前道路、県道宇出津町野線(奥能登横断道路)の高規格化を計画しており、現在、概略設計の委託準備を進めている。
地震の震源に近い奥能登地域では、発災時に道路が大きく被災し、孤立集落が発生したり、通行可能な道路に交通が集中し救助・支援活動、物資輸送に支障がでた。この教訓を踏まえ県では、珠洲道路や門前道路、県道宇出津町野線の強靭化に合わせて、拡幅や線形改良を通じて移動時間の高速化を図る。当初予算に概略設計費1500万円を計上している。概略設計の中でルートや道路構造の具体化し、早期の着工を目指すことにしている。