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　八潮市は、６月補正予算案を公開した。今年の２月に行った古新田保育所再整備工事の入札が不調となり、開所時期を当初の２０２６年４月から27年１月に変更。これに伴い、工事に関わる２カ年継続費を１年後ろ倒しとし、再整備事業費11億２５００万円を25年度から26年度の２カ年継続費とした。なお、今年度分の事業費については、４億２６６３万２０００円を減額している。
　工種は建築・電気・機械の３工種に分け、それぞれ２カ年継続費として設定。予算可決を経て、７月から８月ごろの発注を目指す。施工管理業務委託料１３４８万９０００円については、25年度から26年度の債務負担行為として設定する。
　そのほか、路面下空洞調査業務委託料８００万円を計上した。１月下旬に起きた県道陥没事故を受けての措置で、市が管理する公共下水道幹線敷設路線を対象とする。調査は予算可決を経て７月ごろに発注し、年度内に終える見通し。調査結果を踏まえて補修などを実施すべき場所の対応方針を検討する見込みだ。
　下水道事業会計では、管路等更新工事費３０００万円を計上する。下水道事業の管路等更新工事は、下水管の老朽化が確認されたことで予算を計上。６月議会後の発注を目指して準備を進める。
　一般会計は１億１８５８万１０００円の減額補正となり、可決されれば累計総額４４０億４０６万７０００円となる。下水道事業会計では、今回の管路等更新工事費３０００万円を追加して、資本的支出の総額を40億５７７３万７０００円とする見通し。

提供：埼玉建設新聞