山県市は、市内9小学校の屋内運動場に空調を設置する。早ければ12月議会で補正予算を確保し、2026年1月に工事を発注する見通しだ。発注方法や何校分発注するかなどは、今のところ決まっていない。設計は、大建設計(本社・岐阜市)が担当し、10月31日までの履行期間でまとめる。
工事では、いずれの学校もGHP(ガスヒートポンプ)の空調を整備する。高富小学校では、都市ガスかプロパンガスの使用を検討するが、その他8校ではプロパンガスを使用する。空調を設置するのは主にアリーナ部分。
市は20年度に、避難所としての利用や熱中症対策などの理由から、市内3中学校の体育館で空調整備を実施済み。本年度以降、順次各小学校で同様の整備を進める方針だ。
各校の体育館の規模(カッコ内は空調を整備するアリーナの面積)は以下の通り。
▽高富小学校―RC造2階建て延べ2384平方b(約1134平方b)▽富岡小学校―RC造平屋1368平方b(約1134平方b)▽梅原小学校―RC造平屋一部2階建て延べ970平方b(約700平方b)▽大桑小学校―RC造平屋1080平方b(約900平方b)▽桜尾小学校―RC造平屋1098平方b(約900平方b)▽伊自良南小学校―RC造平屋618平方b(約550平方b▽伊自良北小学校―RC造平屋618平方b(約550平方b)▽美山小学校―S造平屋567平方b(約500平方b)▽いわ桜小学校―S造平屋614平方b(約500平方b)
提供:建通新聞社