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　深谷市は、一般会計の６月補正予算案を発表した。青森県にある同市出身の渋沢栄一の銅像などを移設する工事費を２５８３万６０００円増額するなどした。補正全体で１億８４万２０００円を追加する規模。
　青森県三沢市に設置されている栄一像を、所有する民間施設から、深谷市が無償譲渡されたことに伴い、同市は像を撤去、運搬し、市内に再設置する計画だ。その事業費をすでに７８０万円程度と算定してきた。
　だが、銅像が芸術品であることから運搬時の保護費用などがかさむことが判明。事業費を大幅に増額した。老朽化した像のメンテナンス費用も含んでいる。
　移設されるのは、台座を含めた高さが約７ｍある栄一像と、約６ｍの孫の敬三像の２体。
　深谷市渋沢栄一政策推進課によると、２０２５年12月までに同市内に移設する予定で計画を進めている。
　栄一像は、深谷市庁舎内に設置することを検討しているが、敬三像については、市内の別の場所に設置される見込み。

提供：埼玉建設新聞