進出予定企業が見送り、計画修正へ
山形村の百瀬繁寿村長は、南野尻産業団地への進出予定企業の見送りがあり、第1次開発面積が減少する見通しを6月5日に明らかにした。スケジュールの変更はなく、2026年度に道路改良工事、27年度に造成工事を予定している。
村議会6月定例会の一般質問で福澤倫治議員が質問し、百瀬繁寿村長が答えた。百瀬村長は、「全体計画の修正が必要になり、進ちょくが若干遅れる見込みだが、関係者に影響がないように工夫していく」と述べた。現在は、企業誘致、地域未来投資促進法の計画書、農振除外申請、交差点協議などを進めているという。
南野尻産業団地は、商業施設「アイシティ21」の南東側にある農地一帯に整備する。計画面積は約22haで、第1次開発として約14ha(13区画)の造成を実施する計画。残りの約8haは段階的に整備していく。
同産業団地の整備を巡っては、村は、サンリン(山形村)・サンエネック(松本市)・d−ネクスト(長野市)との開発協定を23年12月に締結。地域未来投資促進法を活用し、民間主導による開発を目指している。
サンリンらは、用地交渉や造成工事、企業誘致などを担当。村は、必要な行政手続きやサポートを行う。
提供:新建新聞社