一般社団法人福井県建築組合連合会(竹島正和会長)の2025年度通常総会は5月28日開かれ、24年度の事業報告・決算、および25年度の事業計画・予算案などを慎重審議し、すべて原案通り了承した。会場は、福井市西木田2丁目の福井商工会議所で。
まず物故者に黙とうを捧げ、竹島会長が冒頭挨拶。重点事業に若手職人への強力な支援を掲げて強調した。来賓の県土木部の船谷佳克建築住宅課参事らが組合連合会の意義や役割を交え祝辞した。
24年度は、ふくいプライムCLUBと県連マスターズCLUBを発足。各組合とLINE公式アカウント連携、SNS発信事業の準備、新規損害保険の導入、古希祝金贈呈、専門家無料相談サービス開始、文化財等修復技術者の養成事業の準備、ブロック青年部の支援など。新規事業に積極的に取り組んだ。能登半島地震と奥能登豪雨の復旧へ、応急仮設木造住宅建設に104人と19人を派遣している。また組織拡大については、古希祝金の贈呈や、後期には組合総合で会員メリットの説明に取り組み、年間の会員数の減少を、昨年度の約半数に留めることに奏功している。
【2025年度の事業計画】
■企画委員会
・青年部を中心とした若手職人への強力な支援と建築業界の未来像の創出
■教宣委員会
・デジタル社会に対応したプッシュ型情報伝達網の確立とSNS発信の実践
■厚生委員会
・全員の健康維持・増進を目的とした健康診断受診率の向上
■技対委員会
・若年大工などに対する資格取得支援と古民家等伝統的民家改修に対する技術者養成
■住宅対策部
・組合員対象の設計、申請、相談業務など
◆功労表彰(敬称略)
森田組合 組合長 礒松光
◆技能関係奨励表彰(敬称略)
奨励賞
敦賀工業高等学校 大藤圭介