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　法面の最適な対策工法を検討、提案する法面対策工法協会富山（会員１８社、岡部竜一会長）の２０２５年度通常総会が４日、富山市内のホテルグランテラス富山で開かれ、２５年度事業計画などを決めた。
　総会には全会員（委任状３人）が出席。あいさつに立った岡部会長は「当協会は様々な工法があることが強み。法面補修の現場では特殊な環境が多いが、最近では長距離・高揚程高強度圧送吹付『ニュージャストショット』やモルタル吹付透水性コンクリート吹付『ザルコン』といった工法の使用が増えている」とした上で、「昨今は地震が頻発し、これからは梅雨時期を迎え、法面の崩壊も考えられる。『地元の山の地質を知る』企業であることが、協会会員の大事な要素であり、地元企業として対応していかなければならない。今後もみなさまとともに工法の普及に努めたい」との考えを示した。議事では、２４年度事業報告・収支決算報告や２５年度事業計画案・収支予算案などを可決した。
　２５年度事業計画には▽官庁への陳情▽現場研修会▽技術講習会−などを盛り込んだ。