京都府は、南丹市園部町の府営工業団地「京都新光悦村」について、土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)の指定解除に向け必要な手続きを進め、再整備計画を策定する。
京都新光悦村の未分譲の9区画(11、15、16、17、20、23、24、27、28区画)は、土砂災害防止法に基づく土砂災害特別警戒区域に指定されていることから、企業用地として分譲を停止している。
今回、土砂災害特別警戒区域の指定解除に向けて、概略設計及び検討に必要な測量を実施する。また、それに基づき、工法・概算工事費等を示した再整備計画を策定する。
府入札課は4日、関連業務を指名競争入札で通知。6月13日に開札し担当業者を決める。履行期間は令和8年3月13日まで。
一方、南丹市は、雇用の場の確保や定住促進に加え、市の新たな産業基盤とするため、京都縦貫自動車道園部インターチェンジ北地区に産業団地の整備を計画している。園部IC北地区は京都新光悦村工業団地の東側に位置する。
園部IC北地区のエリアは、南丹市都市計画マスタープラン(改訂第2版)において、隣接する京都新光悦村工業団地と一体的な「産業拠点」として位置付けているほか、「計画的開発検討ゾーン(企業誘致検討ゾーン)」に位置付け、民間活力も活用しながら工業・流通サービス系の施設の土地利用の推進に向けた検討を図る。用途地域としては工業系や流通サービス系施設の立地が可能な準工業地域(建ぺい率60%、容積率200%)。
園部IC北地区(14・2f)のうち、地区整備計画区域の面積は約7・3f(A地区約6・8f+B地区約0・5f)。
なお南丹市、桐ノ庄郷振興会(南丹市)、ジオプランナーズ梶i神戸市中央区)の三者は5月28日、園部インターチェンジ北地区産業団地整備事業地域連携協定に署名した。産業団地整備事業を円滑に推進し、企業誘致を進める。