レップジャパン(静岡市駿河区下川原4ノ22ノ23)は、静岡市清水区に体験型水族館「Zoo Zoo Sea」(ズー・ズー・シー)を新築する。日の出地区、または三保地区での建設を検討しており、用地が決まってから設計・施工の見積もりに入る。数年以内のオープンを目指す。
レップジャパンは、河津町で爬虫(はちゅう)類・両生類の動物園「iZoo」(イズー)、カエルの展示・飼育施設「Kawazoo」(カワズー)を運営している。清水区での水族館の整備は6年ほど前から構想しており、約1年前から静岡市と話を進めていた。
水族館の敷地面積は約1000坪を想定している。建物は2〜3階建てとなる見通し。魚だけでなく、例えばペンギンやウミガメ、オットセイなども観察できるようにする。子供が職業体験できる「キッザニア」のような水族館を目指しており、子供が飼育員体験できる動線も配置する。
静岡市が建設を計画している「(仮称)静岡市海洋・地球総合ミュージアム」建設地周辺の日の出地区か、2023年に閉館した東海大学海洋科学博物館がある三保地区を候補地に検討している。現在は、各候補地の地権者と交渉を進めており、早ければ6月中に用地を決定する。また、民間事業者と連携し、駐車場を周辺に整備する方針。設備投資額は数十億円規模。
同社の白輪剛史代表取締役は「『静岡市海洋・地球総合ミュージアム』と競合するのではなく、連携・共存を目指したい」と話す。
提供:建通新聞社