須崎市は、旧岩井レコード店・旧錦湯の改修工事を7月中旬に指名競争入札で発注する。工期は8カ月間。空き家となっている民間施設を市が改修し、観光施設として利用する。2025年度当初予算で観光クラスター整備事業費として4億8762万円を確保している。
旧岩井レコード店はホテルに、旧錦湯は銭湯施設に改修する。旧レコード店の規模は木造2階建て延べ228平方b、敷地面積は360平方b。既存建物の外観を保存しながら客室などを配置する。旧錦湯の規模は木造平屋一部2階建てで延べ262平方b。敷地面積は554平方b。銭湯の機能を残しつつ、サウナや更衣室を併設する。旧レコード店は築90年、旧錦湯は築60年を超えている。レコード店と錦湯の工事は一括して実施される。
昭和の面影が残る町並みを生かした観光資源として整備し、地域活性化につなげる。所在地は旧岩井レコード店が新町1丁目3ノ7、旧錦湯が浜町1丁目2ノ1。
改修設計はいずれもAtelier tomato(黒潮町)が担当した。
提供:
建通新聞社