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　さいたま市は、西区役所（西区西大宮３−４−２）を中規模修繕するため当初予算で３カ年継続費20億８３９９万５０００円を編成した。現況施設の規模はＳ造一部ＲＣ造３階建て、延べ床面積４０９０・48�uで、２００３年に竣工。老朽化した設備を全面的に改修するため、建築・電気・機械の３工種に分けて７月ごろ一般競争入札を公告する見通しだ。
　施設機能を維持するために必要となる中規模修繕を行いつつ、部分的に木材を活用するなど省エネ化を推進する計画。設計段階では▽屋上防水▽屋根▽外壁▽建具▽内部仕上げ▽電気設備▽機械設備――などの改修を想定しており、おおむね当初計画を踏襲する格好で工事発注準備を進める。
　施工時は西区役所駐車場の一部に仮設庁舎を設けて、一部機能を仮設庁舎に移転することで施設の運用を継続しながら段階的に施工していく見通し。仮設庁舎賃貸料として４億３２５０万円を25〜27年度の債務負担行為に設定している。
　基本・実施設計は東電設計（江東区、電話03−５１４４−５２０３）が担当。さらに久米設計（江東区、電話03−５６３２−７８１１）がコンストラクションマネジメント業務を担っている。

提供：埼玉建設新聞