中原八一新潟市長と高松諭北陸地方整備局長の懇談会が6日、市役所で開かれた。
開会に先立ち、高松局長が北陸の元気を支える建設業の未来創造アクションプラン「北陸けんせつミライ2025」に掲げる3本柱(適正利潤の確保、変わる待遇・働き方、未来につながる建設現場)を紹介し「皆様と手を取り合って進めていかなければいけない大きな課題。引き続きお力添えをお願いしたい」と協力を求めた。
中原市長は「国土交通省へ新潟駅周辺整備事業や新潟中央環状道路をはじめとする多角連携型の都市構造を支える道路整備の促進など市の拠点性につながる事業の着実な推進、また地域の必要に応じた機動的かつ柔軟な施策展開に向けた財政措置に加え、能登半島地震からの復旧復興に向けて液状化等による対策への財政支援などを要望する予定」と述べた。
引き続き、非公開で行われた懇談では整備局側が新潟市内で計画される2025年度主要直轄事業として、国道7号紫竹山道路や栗ノ木道路、国道116号新潟西道路、信濃川下流の小須戸橋架替、国道49号横越地区事故対策事業、新潟空港誘導路改良事業、新潟中央環状道路などの各事業のほか、国土強靱化の概要を説明した。
市側は国との調整事業として▽液状化対策への支援▽老朽化が進む下水道施設の機能および安心・安全の確保に向けた支援▽被災住宅用地特例の適用期間延長▽新潟駅周辺整備事業の着実な促進▽国道7号新潟駅交通ターミナル整備事業の推進▽国際拠点港湾・総合的拠点港としての新潟港の機能強化▽新潟中央環状道路をはじめとする多角連携型の都市構造を支える道路整備の促進―を盛り込んでいる。