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　富山県建築士事務所協会は６日、第６３回定時総会を富山市の県民会館で開き、２０２５年度の活動方針を決めた。
　総会には正会員２８５人のうち議決権行使書を含め２２３人が出席。冒頭、あいさつに立った稲葉伸一会長は、「会長としてできることは、建築士事務所を取り巻く環境を少しでも良くすること。最低制限価格を設けてもらう要望、自分たちのスキルを上げて顧客に応えられる体制を整える支援などに取り組んだ。我々は時にはライバルであるが、時には業界の仲間、協力者同士でもある。皆さんの参加と協力、顔を出していただくことが大切」との考えを示した。議事では２５年度事業計画・収支予算などの報告事項、決議事項の２４年度計算書類が審議され、原案通り承認した。
　事業計画には、▽会員事務所の運営向上への支援＝研修会、業務指導、要望活動、関係団体との連携・協調・交流、ＣＰＤ研修、「建築士の日」共同事業▽社会への貢献＝県市町村との防災協定の推進（マニュアル等の作成）、建築物耐震改修の促進のための相談窓口▽会員拡大＝正会員・賛助会員の増強▽その他（実務）＝開設者・管理建築士のための管理研修会、耐震診断・補強計画に関する評定業務−などを盛り込んだ。