一般社団法人福井県設備設計事務所協会(松山憲雄会長)の第15回通常総会は5日開かれ、任期満了に伴う役員改選において松山会長を再任し、2024年度の事業報告・収支決算、および25年度の事業計画・収支予算案を慎重審議の上、すべて原案通り了承した。
会場は、福井市大手3丁目のザ・グランユアーズフクイで。
松山会長(76)が、冒頭と再任の挨拶をし、協会の益々高まる重要性を強調。「ことし4月から本格運用された省エネ適判は、住宅を含め全ての建物が対象に。50年にCO2排出ゼロを目指すカーボンニュートラルや、建築物の年間エネルギー消費量の収支ゼロを目指すZEB対応、働き方改革で仕事の効率化と合理化のためにもBIMの活用が必須」などと指摘。設備設計者の業務形態は様々ながら「専門分野の職能団体である協会として、会員同士の情報共有を図り、課題に取り組みながら、事業活動を通して協会の存在価値を高める。技術とプライドを持ち、持続可能な業界に向け、少しずつ前進していく。後進に引き継いでいくことが業界の発展につながる」などと、力強く抱負を示した。
25年度も継続し、技術研修会・合同親睦事業や正会員・賛助会員合同の親睦会、東海・北信越ブロック会議、県土木部公共建築課と意見交換、正会員(日設事連)の全国会長会議などを計画している。
役員の方々(敬称略)
■会長
松山憲雄
■副会長
勝田與志男
■理事
藤原一功
手鹿廣一
■監事
山田富士雄
【活動方針】
・技術、知識向上を目的とする講習会・研修会の開催
・関係諸団体との合同事業推進および協力
・会員増強のための情報収集
・関係行政官庁との研究事業の推進