さいたま市は高砂小学校(浦和区岸町4−1−29)リフレッシュ工事に向けた基本・実施設計に取り掛かる。現況施設を現在の敷地1万4734u内で建て替える計画となり、児童数の推移などを踏まえて現況施設よりも大幅に規模を拡大した校舎とする見通しだ。まずは2027年度内に設計をまとめて、その後数年を充て改築していく。
現況の高砂小は▽校舎棟=RC造4階建て、延べ床面積5994u▽屋内運動場=S造2階建て、同939u▽給食室=RC造2階建て、同939u▽石油貯蔵庫▽楽焼小屋▽体育倉庫▽倉庫▽屋外便所――などで構成。これらを解体し、新たな校舎に建て替える。
学校運営を継続しながら改築するため、先行して2期に分けて新校舎を整備して、機能移転後に旧校舎を解体する流れを見込んでいる。1期工事では約6932u、2期工事で約7015u分の施設を建て、最終的に約1万4000uの規模を確保する方針。現況校舎が備える機能を引き継ぎつつ、適正な児童数に対応できる規模を備える。
現時点での予定工期は新校舎1期工事が28〜29年度。30年度の屋内運動場解体を経て、新校舎2期工事を31〜32年度とする計画。その後は既存校舎解体を33年度に実施して、外構工事までを含めて35年度内に全工事を終える流れが理想となる。
目標工事費は解体・新校舎整備が約115億2000万円。さらに外構工事へ3000万円程度を充てる試算だ。
提供:埼玉建設新聞