徳島県は、大規模災害時に迅速かつ的確な救助・救出やライフライン復旧につなげる場所(拠点)を県内に確保するため、「災害時活動拠点等」の調査費2000万円の予算化を県議会6月定例会に諮る。
今回、県内で関係する機関が使用できる候補地を調査・選定する。本年度の事業内容は大型店舗の駐車場や、活動拠点候補地の選定に伴う現地確認の実施などを予定している。関係機関へのヒアリング、土地管理者との協議なども行う予定。
災害関連ではこの他、能登半島地震を踏まえ、南海トラフ巨大地震などに備えた道路啓開資機材配備計画の策定を昨年度から進めている。道路啓開に必要な砕石を備蓄する検討では、平時と維持管理で20カ所程度を想定。巨大地震が発生した場合に道路の段差発生が予想されることから、早期啓開と応急復旧に必要な資機材配備計画を策定する。
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建通新聞社