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北陸工業新聞社
2025/06/11

【新潟】3社JV、17日まで受付/巻斎場建替え建築工事/新潟市

 新潟市は10日、西蒲区和納地内「巻斎場建設工事」を一般競争入札(総合評価方式)で公告した。申請書は17日まで受け付ける。
 市内に本社(店)を有する3社JVが対象。資格は代表者が建築一式Sランク、代表者以外の構成員が建築一式S・A・Bランクに格付認定など。また、JV代表者においては2010年4月1日以降に竣工した延べ600平方メートル以上かつ複数階非木造建築物の新築、増築もしくは改築の建築一式工事の元請実績を求める。概要はRC造2階建て延べ1235・76平方メートル(建築面積1425・45平方メートル)の建築工事一式。7月10日に開札が行われ、工期は27年3月12日まで。
 巻斎場=外観イメージ=は開設から55年近くが経過。これまで火葬炉や施設の増設工事は実施したが、大規模改修は行っておらず、火葬炉、建物ともに老朽化が進む。また、高齢化の進行により、増加が見込まれる火葬需要への対応が困難になることが想定されるため、現敷地内での建替える。建物は告別・収骨ゾーン、火葬炉ゾーン、管理ゾーン、待合ゾーンで構成。建築物省エネ法の基準より高いレベルである「ZEB Ready」の実現を念頭に、省エネルギー化・自然エネルギー利活用・設備システムの高効率化を考慮した計画とする。敷地面積は5795・28平方メートル。高齢化の進行に伴う将来の火葬需要の増加に対応できる施設にするため火葬炉は3基整備。25―26年度に建設工事、26年度に解体工事設計、27年度の新斎場供用開始を目指す。その後、既存建物解体工事を行い、28年度の外構工事を予定。工事は建築のほか、電気設備、空気調和設備、衛生設備に分離して発注する。
 基本構想策定は火葬研(東京都千代田区)、基本・実施設計は基設計(新潟市中央区)が担当。火葬炉整備はプロポーザル方式により富士建設工業が特定されている。

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