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滋賀産業新聞
2025/06/12

【滋賀】野洲市 中主B&G海洋センターのプール解体

 野洲市は、老朽化に伴い24年度(令和6年度)から利用を休止している中主B&G海洋センタープールを廃止することとした。その後の活用は、26年度(令和8年度)の上半期(夏頃)に施設を解体し、跡地は下半期に多目的グラウンドとして整備する方針でいる。
 野洲市中主B&G海洋センター(同市六条460)のプール施設は1982年(昭和57年)6月設置。スイミングプール2基(25b×13b、10b×6b)、プール上屋1棟(830・375平方b)、事務所および更衣棟1棟(111・78平方b)がある。現・公益財団法人B&G財団が建設後、体育館などと併せ市に無償譲渡された。
 設置から40年以上が経過した施設の老朽化により、利用者の安全確保および安定した運営が困難な状況にあることから、24年3月にB&G財団へ「プール休館届」を提出し、24年度以降のプール利用を休止。また24年9月、市教育委員会での小中学校プールの集約化検討において、近接する中主中学校の水泳授業で同プールを使用しないことが示された。
 今後の在り方について検討を重ね、総合的に勘案した結果、施設の継続は困難であると判断し、プールは廃止・解体。跡地に多目的グラウンドを整備して活用する方針をまとめた。市では除却後の整備で、隣接する市民グラウンドとの相互利用や、建物を持たないことによる様々な活用ができ、維持管理費用も抑制できるとしている。

 今後のスケジュールは次の通り(B&G財団理事会の廃止承認時期によりスケジュールは変動)。

 【25年度】
▽上半期=B&G財団へ廃止申請書を提出〜B&G財団による現地視察
▽下半期=B&G財団理事会で廃止承認

 【26年度】
▽上半期=解体等工事(夏休みを中心に想定)
▽下半期=跡地施設整備等工事

提供:滋賀産業新聞