大阪市がまとめた3局(建設局、水道局、都市整備局)の2024年度(24年4月〜25年3月)の測量・建設コンサルタントなど業務委託成績評定結果によると、奈良地質美原営業所の「木川第1住宅1・2号館敷地地質調査業務委託」(都市整備局)が85点でトップとなった。対象案件は全524件(前年度比15・3%減)。このうち、80点以上は全体の2・3%となる12件で、前年度と比べて0・2%増加した。建設局と水道局の発注業務では、平均点が2点以上減少し、最高点と最低点の差が広がった。
80点以上の案件を部局別で見ると、建設局は全142件のうち1件(前年度5件)、水道局は全53件のうち0件(同1件)、都市整備局は全329件のうち11件(同7件)だった。
全件の平均点は70・63点で、前年度から1・87点減少した。部局別では建設局が70・56点(前年度比2・26点減少)、水道局が66・85点(同2・29点減少)、都市整備局が71・27点(同0・58点増加)となった。
最高点と最低点の開きは、建設局が29点(最高84点、最低55点)、水道局が25点(最高74点、最低49点)、都市整備局が24点(最高85点、最低61点)。都市整備局は点の開きが前年度から縮まった一方、建設局と水道局は差が拡大した。
■メガ、和光、オリコンサルが84点
都市整備局では、全体トップの奈良地質美原営業所に続き、メガ建築事務所の「千島住宅1号館建設工事監理業務委託」、和光建築事務所の「西中島第2住宅1号館建設工事監理業務委託」が84点で並んだ。
建設局では、オリエンタルコンサルタンツ関西支社の「(令和5年度)夢洲等まちづくり事業調整に関する調査・検討業務委託」が84点でトップ。日本工営大阪支店(2件)、総合調査設計、八千代エンジニヤリング大阪支店の3者が担当した計4業務が79点で2位タイとなった。
水道局のトップは、大阪水道総合サービスの「令和6年度豊野浄水場外1か所各種機械設備工事監督支援業務委託」の74点。次点は大阪水道工業会研究所(2件)とニュージェックが担当した業務が73点で並んだ。
※1〜100位のランキング表を建通新聞電子版に掲載
提供:建通新聞社