東近江市は、今年度に開催される国民スポーツ大会(9月28日〜10月8日)・全国障害者スポーツ大会(10月25日〜10月27日)に伴い、既に1階のみを改修し使用している同市八日市緑町27番17号にある「旧東近江地域農業センタービル」(現・市文化スポーツ部庁舎)の本格使用に向けた改修工事を計画。
開催中の市議会6月定例会に上程している今年度補正予算(第1号)案に、工事請負費5億5000万円を計上している。会期は27日までで、予算の議決を待って発注準備へと進めると見られる。
担当設計事務所は、4月24日に開札した入札で落札した大村建築設計事務所(長浜市)が担当。履行期限は10月末までで、来年1月頃からの着工の見通し。
旧東近江地域農業センタービル(現・市文化スポーツ部庁舎)は、鉄筋コンクリート造3階建、延2061・55平方bで、敷地面積は3392・5平方b。1979年(昭和54年)に、東近江地域農業センターの前身・中部農業管理センターの発足に伴い建設され、東近江地域農業センターは2019年(令和元年)に同市五個荘小幡町318―3へ事務所を移転。2023年度に市が土地を購入、建物は無償譲渡を受けた。
計画では、3階建てエレベーター棟を増築(各階にエレベーターホールを設置)するほか、1・2・3階対象室の改修、2・3階トイレの乾式への改修、1階東側勝手口横の倉庫の多目的トイレへの改修、改修対象室等の空調設備・換気設備・LED照明の設置等を行なう。
提供:滋賀産業新聞