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建設経済新聞社
2025/06/13

【京都】京田辺市田辺北の土地区画整理事業 大林組で造成工事に着手

 京田辺市田辺北土地区画整理組合(理事長西川眞次氏)は、大林組大阪本店(大阪市中央区)の施工で綴喜都市計画事業田辺北土地区画整理事業について造成工事に着手した。
 開発区域は京田辺市田辺石塚、田辺池ノ尻、田辺稲葉、田辺柿ノ内、田辺蕪木、田辺草屋、田辺波風、田辺明田、田辺中央5丁目の各一部で、面積は16万2550・04u。
 設計はオオバ大阪支店(大阪市中央区)。
 工事予定期間は令和12年3月31日まで。
 田辺北地区は、JR京田辺駅と近鉄新田辺駅の周辺に広がる市の中心市街地に隣接し、今後、多様化する市民ニーズや京都府南部地域の拠点として、既存の中心市街地と一体となって更なる都市機能の集積が見込まれる市の中核地区。
 田辺北地区地区計画によると、A・B・C・D・Eの5地区に分け、ゾーニング。
 センターゾーン(A地区)の用途地域は商業地域で、面積は3・7f。商業・業務施設をはじめとする多様な都市機能の集積とともに、都市の利便性を享受した生活が行える共同住宅が立地し、隣接する中心市街地と一体となって賑わいの創出を図る。
 公共文化ゾーン(B地区)の用途地域は近隣商業地域で、面積は2・6f。文化ホールを核として生涯学習機能や図書館機能などを有する複合型公共施設が立地し、施設の外構と公園が一体となって居心地が良く快適な滞在空間の形成を図る。
 商業ゾーン(C地区)の用途地域は近隣商業地域で、面積4・5f。商業施設の立地とともに、隣接する公共文化ゾーンとの相乗効果により賑わいの創出を図る。
 沿道ゾーン(D地区)の用途地域は近隣商業地域で、面積は3・5f。駅周辺の利便性とともに、幹線道路沿道の特性を活かし、主に商業施設やサービス施設の立地を図る。
 住宅ゾーン(E地区)の用途地域は第一種住居地域で、面積は1・9f。戸建住宅や低層の共同住宅が建ち並び、良好な住環境の形成を図る。
 なお公共文化ゾーン(B地区)において京田辺市は、地区内の保留地では複合型公共施設の建設を計画しており、中央図書館と中央公民館を移転し再整備するほか、音楽や演劇等の鑑賞が可能な文化ホールを新設する。令和12〜13年度完成を目指し、基本計画の作成等に取り組んでいる。建物は延1万u程度を想定している。