直島町は、宮浦港付近に、商業・観光交流複合施設を新築する計画だ。設計業務を10月か11月に委託する予定で、国の補助金交付の採択が終わり次第、設計委託の手続きに入る。業務委託の選定方式は、プロポーザルの可能性も見据え検討する。26年度から27年度にかけて工事を行う見通し。
6月の補正予算案に、設計費として3000万円を新規計上しており、事業費は総額約12億円を見込んでいる。27年度までの期間で債務負担限度額を11億7400万円に設定した。
施設の想定規模は、3階建て延べ約2000平方b。建設予定地は、公共財団法人福武財団と直島銭湯「I love湯」の間に位置する。自治会と町が所有する空き地で、面積は約900平方b。
町には生鮮食品を取り扱う店舗がコープ三菱マテリアル直島生協しかなく、施設は老朽化が進み、耐震性も低い。新たに生鮮食品を取り扱う店舗を主体として新築するもので、観光客向けの店舗や飲食店の設置に加え、交流施設としての利用なども検討している。
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建通新聞社