基本構想策定に向け、検討委設置へ
基本設計は26年度着手
松川町は、「旧上片桐専用側線跡地」約5000uの利活用に向け、検討委員会を近く発足する。同跡地を「子どもから大人までが集える空間」として整備するため、基本構想を2025年度中に策定し、26年度の設計着手を目指す。
検討委員会は、地元関係者、有識者、公募委員らで構成。町まちづくり政策課が事務局となり、基本構想の取りまとめと町長への年度内提言を目指す。委員報酬などの関連経費は6月補正予算案に盛り込んでおり、予算の可決後、速やかに発足できるよう準備を進める。
同跡地は、JR飯田線「上片桐駅」北西側に位置する。2011年に町に譲渡されたが、一部を北小学校の駐車場として利用するに留まっていた。周辺には、上片桐保育園や北小学校、松川高等学校などがあり、上片桐駅利用者の待ち時間を有効活用する観点から利活用することを決めた。
スケジュールは、検討委員会の提言および基本構想の策定が25年度、基本設計が26年度、実施設計が27年度、建設工事が28年度―を予定している。
現時点での基本設計者の選定方法は、コンペやプロポーザル方式を視野に入れる。設計者選定支援業務は、公益社団法人日本建築家協会(東京都)に近く委託する見通し。
提供:新建新聞社