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　富山市は６月補正予算案に、山田地域観光施設利活用事業（牛岳温泉スキー場および周辺観光施設再整備事業）費として３２７６万１０００円を計上している。内容は牛岳温泉グリーンパレス解体工事に係る設計業務や事前工損調査、運営事業者公募および選定に係る支援。
　市が行った民間活力導入に係るサウンディング型市場調査では、利活用の可能性のある施設は牛岳温泉スキー場や牛岳温泉健康センター、牛岳オートキャンプ場きらら、てんころの館の４施設で、牛岳ハイツ（ＲＣ造３階建て延べ１１８８・７５平方メートル　１９８５年築）と牛岳温泉グリーンパレス（ＲＣ造３階建て延べ３１９０平方メートル　８５年築）は解体。運営手法は指定管理者制度が望ましいとした。これを受け、４施設を一体的に利活用する方針とし、運営手法を自由度の高い指定管理（１０年）による再整備。施設の駆体やインフラ整備は市が負担する方針を示した。
　２０２５年度に事業者を公募するとともに、牛岳温泉グリーンパレスの解体設計などに取り組む。２６年度以降に指定管理者の決定、解体施設の設計・工事、利活用施設の改修設計・工事を行い、２７年度または２８年度のリニューアルオープンを目指す。
　基本構想策定支援はパブリック・マネジメント・コンサルティング、調査支援は建設技術研究所が担当。