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　片町四番組海側地区市街地再開発準備組合（金沢市、羽岡巌理事長）は、片町２丁目地内で計画する「片町四番組海側地区第一種市街地再開発事業」について、建築資材及び労務単価の上昇等に伴い建設工事費が上振れするため、資金計画の見直しや、工事費削減への各種検討を現在進め、石川県への事業認可申請は今年度後半を目指していく。当初計画では６月にも申請予定だった。
　再開発ビルには商業・コミュニティ機能や、宿泊機能、都心居住機能などが複合的に整備され、低層階（１、２階）に商業施設、片町きらら側の３階〜１２階に分譲マンション（８０戸程度）、クラソ・プレイス香林坊側の３階〜１１階にアップスケールホテル（１２０室程度）を配し、ホテルとマンション棟の間には立体駐車場を設ける。施行区域面積は約０・４ヘクタールで、これまでに終えた基本設計段階では延べ床面積約１万８０００平方メートル（建築面積約２０００平方メートル）、高さ約４５メートルとなっている。
　同再開発事業は昨年７月に都市計画決定され、市は実施設計などを支援するため、当初予算に所要経費として総額１億２００万円を盛り込んだ。
　基本設計、資金計画作成は都市設計連合（東京都）が担った。野村不動産（同）が事業協力者。