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北陸工業新聞社
2025/06/18

【福井】技能集団誇れる業界へ/福井県建専連が総会開く/第14回

 一般社団法人福井県建専連(田中猛雄会長)の第14回定時総会は6日開かれ、2024年度の事業報告・収支決算、および25年度の事業計画・収支予算案などを慎重審議の上、すべて原案通り了承した。
 会場は、福井市手寄1丁目のアオッサ。
 冒頭、田中会長が挨拶。「ゼネコンだけでは建物は建たない。危機感を持ちながらも誇れる業界へ」などと力強く意欲を示した。
 総会スローガンは『技能集団として前進し、責任施工協力体制を確立しよう。建設業法を守り、適正な元下関係をめざそう』とし臨んでいる。
 24年度は、近畿建専連整備局懇談会。福井農林高校・奥越明成高校・若狭東高校を訪問。フクイ建設技術フェアの体験会(9団体)参加。武生商工高校の現場訪問。県土木部と意見交換会。若手意見交換会。近畿地方整備局と意見交換会。近畿建専連と経営革新支援研修会などを行った。
 25年度も引き続き、法定福利費の確保と、建設キャリアアップシステムの実証効果検証、フクイ建設技術フェア参加(高校生の体験会)、建設産業ビレッジ・県土木管理課との共催事業(全組合参加、受け入れ体制づくり、現場見学会、若者交流会)などを実施。安心して使用してもらえる建築物の構築と、その結果として経営の安定と従業員を含めた生活基盤の確保を目指している。

 【重点方針】
■専門工事業者として責任施工協力体制の確立
・責任施工協力体制の組織化
・不良不適格業者の排除(法定福利費の確保、業法ガイドラインの遵守推進)
・現場環境改善運動の推進
■専門工事業者としての権利義務を熟知するため、法令勉強と改正意見提案力を体得
・国、県との行政勉強会
・協力団体との勉強会
■こだま運動の継続実施(建専連の原点)
・アンケート設問への普段の研究
・専門工事業者間の契約の適正化
・課題の決定と追跡

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