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　香川県は、新たな県立大学の建設、既存の県立保健医療大学の拡充などを検討し、早ければ２０２６年度中に方向性を示す。本年度中に３回の検討委員会を開催する方針で、第１回は夏ごろを予定している。県内出身の若者のうち４年制大学への進学希望者に対して、香川県内で進学する選択肢の一つにしていく考えだ。　
　６月の補正予算案に、検討委員会の開催などの事業費として、９５０万円を盛り込んだ。香川県の高校生のうち４年制大学進学希望者は、約80％が県外へ進学している。県内の人口減が加速する中で、若者を定着させる方法として県立大学に関する検討を進める。
　最初の検討委員会の開催に向けて、県内の高校生と保護者に対するアンケート調査を実施している。内容としては、大学進学に当たって、進学先の検討内容とその理由などの意見を集めている。　この他、順次、業種・業界を問わず地元企業へのニーズ調査を行っている。大学卒業後、企業で求められる人材についての情報を収集し、県の方向性を整理する考えだ。

提供：建通新聞社