県森林環境保全課は、平成30年度から進めている砥沢地区地すべり防止の2号排水トンネル整備に関し、排水トンネル工と集水ボーリング工を1件で月内に公告する。覆工コンクリート工39.1m、インバート工1,006.4m、集水ボーリング工3,715mを行うもので、概算工事費は3億5,600万円。排水トンネル工は今回の発注で終える見通し。集水ボーリング工は地すべり対策の効果を踏まえ、残りの約8,285mについて整備の有無を検討する。
由利本荘市鳥海町上笹子の砥沢地区では、過去に市道や河川の変状が確認されており、丁川や集落への地すべりが生じる恐れがあるため、排水トンネルなどの整備を進めている。
2号排水トンネルは全長約1,006mで、排水トンネル工(掘削工、覆工コンクリート工、覆工インバート工)、集水ボーリング工を進めている。掘削工は完了しており、月内に公告する工事では排水トンネル工と集水ボーリング工の一部を発注する。排水トンネル工は今回の工事で完了する。集水ボーリング工は約12,000mで、今回が初弾工事。
1号排水トンネルは整備済みで、3・4号排水トンネルの整備も現在検討中。
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秋田建設工業新聞社