東北地方整備局は、秋田河川国道事務所が進めている国道7号遊佐象潟道路整備に関し、小砂川IC(仮称)側に架設する観音森こ道橋の上部工工事を公告した。10月14日に開札する。参加要件は鋼橋上部工事に認定された、東北地方整備局管内に本・支店、営業所のある企業で、最大支間長35m以上の鋼橋(単純鈑桁橋を除く)の道路橋または鉄道橋の施工実績など。予定工期は8年10月16日。
遊佐象潟道路は、山形県飽海郡遊佐町北目〜にかほ市象潟町小滝に至る17,900mの自動車専用道路。秋田河川国道事務所では山形県境〜象潟IC間延長約9,900m(2車線)の整備を進めている。このうち小砂川IC(仮称)〜象潟ICの延長7,300mは今年度の開通を予定。小砂川ICより先の開通は8年度を目指している。
今回、発注する観音森こ道橋(にかほ市象潟町小砂川字寺沢〜字上ノ山)は、橋長72mの単純合成鋼箱桁で、工事では工場製作・製作加工442.9t、高力ボルト33,652組、工場塗装、工場製作輸送、鋼橋架設工(クレーンベルト架設)などを行う。使用鋼材は442.9t。
また、秋田河川国道事務所では、小砂川IC他舗装工事を来月15日、県境〜小砂川間の排水工に関する補足設計を8月7日に開札。また、小砂川IC〜県境間の小佐川IC側で行う道路改良3件を来月以降、順次公告する。公告するのは、小砂川IC南側のタカコヤ地区(その2)(掘削40,000㎥、盛土36,000㎥、工期約10カ月、概算工事費2〜3.4億円)、カウヤ地区(掘削30,000㎥、盛土27,000㎥、ボックスカルバート2基新設、工期約13カ月、概算工事費2〜3.4億円)、小砂川IC隣接の上ノ山地区(その2)(掘削26,000㎥、盛土23,000㎥、工期約13カ月、概算工事費2〜3.4億円)となっている。
提供/
秋田建設工業新聞社