徳島県は17日の県議会6月定例会で、アリーナの建設候補地を徳島市の旧徳島東工業高校跡地とする方針を明らかにした。議員からの質問に、後藤田正純知事と勝川雅史観光スポーツ文化部長が答えた。
後藤田知事はアリーナ候補地の質問に答える形で、従来の二つの候補地(市立体育館のある駅北と旧徳島東工業高跡)を比較し「候補地を駅北エリアとした場合、市立体育館移転、埋蔵文化財調査など工事着手までに少なくとも8年程度を要する」と述べた。さらに「駅北に比べ敷地が広く、オープンスペースの活用や駐車場確保など優位性がある、徳島東工業高校跡地を候補地としたい」と答えた。
後藤田知事は答弁を「今後とも徳島新時代に向けたレガシーとなり、アリーナの早期実現を目指して参る」と結んだ。また県の勝川部長は「徳島市の意向を十分に確認したい」と答えた。
6月10日には徳島県商工会議所連合会など県内の経済5団体が知事と面会し、「早期に候補地選定を行いアリーナ整備に着手してほしい」と要望している。
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建通新聞社