建通新聞社(中部)
2025/06/24
【愛知】日本エスコン キューピー挙母工場跡で大規模再開発
日本エスコン(東京都港区虎ノ門2ノ10ノ4)は、キユーピー挙母工場跡の4f超で分譲マンション8棟、2店舗からなる大規模再開発を計画している。11月初旬から造成に着手する予定。施工者は「未定」としている。
開発は、面積4万1404平方bの用地を「A区画」から「E区画」までの5街区に分けて実施する。A〜C区画には分譲マンション、D〜E区画には店舗を整備する計画だ。
分譲マンション8棟は、いずれも鉄筋コンクリート造。A区画のマンションは14階建て2棟構成で、総延べ床面積は3万0106平方b、高さ47・5bを想定。戸数は241戸となる見通し。
B区画は14階建て3棟構成。総延べ床面積は3万2377平方bで、高さ43・5b。戸数は288戸を予定。C区画は9階建て3棟構成で、総延べ床面積は1万5258平方b、高さ28・5b。戸数は118戸を想定している。
店舗の計画規模は、D区画が平屋3000平方b、E区画が2階建て延べ3000平方b。誘致する事業者は未定なものの、担当者によると「居住者の生活が便利になる店舗」として、スーパーマーケットを中心に検討しているようだ。
工事の完了は、2032年3月末を予定。設計は浅井謙建築研究所(大阪市北区)が担当している。
場所は豊田市日南町2ノ1他。いちょう通りが敷地の北側に面しており、南側にはコミュニティーバスの停留所、東側には愛知環状鉄道・新豊田駅と名鉄三河線・豊田市駅がある。用途地域は準工業地域。建ぺい率60%、容積率200%。
同地は1958年から2023年9月までの65年間、キユーピー(東京都渋谷区)の挙母工場として、マヨネーズやドレッシングなどの製造に利用されていた。日本エスコンは今年2月に、キユーピーから同地を取得したことを明らかにしていた。