トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

滋賀産業新聞
2025/06/25

【滋賀】近江八幡市 吉ヶ藪西団地の屋根等改修

 近江八幡市は、吉ヶ藪西団地について、屋根・外壁等の改修を計画。既存公営住宅ストックの居住水準の向上、安全性の確保等を図るために必要な改善に取り組む。今年度に設計を進め、来年度の工事を予定している。
 市営吉ヶ藪西団地(近江八幡市武佐町)は、1992年(平成4年)竣工。施設規模は、PCa(プレキャストコンクリート)造(一部S造)4階建、延1733・96平方b程度。
 屋根・外壁等改修工事設計にあたり、対象建築物の外部全面を対象とする。屋根・外壁等の劣化調査を実施し、劣化状況の確認を行う。
 屋根部分については、調査で判明した劣化部分の改修設計を行う。外壁部分は既設下地および仕上げ、金物や外壁等への付属物等(電気・機械設備機器、配管等を含む)の確認を行い、調査・設計に反映させる。なお、階段室、バルコニー(隔板等含む)、軒天、外部シール等も設計に含む。
 既設仕様は▽外壁=既製コンクリート〔吹付タイル〕、ALC版〔吹付タイル〕▽外壁(階段室)=既製コンクリート〔吹付タイル〕▽軒天=ケイ酸カルシウム板〔VEP塗装〕▽軒天(階段室)=既製コンクリート〔吹付タイル〕▽屋根=日本瓦葺き―。
 耐久性の向上や躯体の劣化の低減、維持管理の容易性の向上等、社会資本整備事業の長寿命化計画の主旨から、多様な材料および工法から比較検討を実施した上で最適な設計とする。
 ストック改善工事設計業務の受託者は、6月26日開札の一般競争入札で選定する。設計完了期限は来年2月27日。

提供:滋賀産業新聞