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秋田建設工業新聞社
2025/06/26

【秋田】「シン・十文字拠点」整備を検討/横手市・道の駅十文字周辺に子育て支援施設など

 横手市地域創造戦略室は、道の駅十文字周辺の旧十文字第一小学校、十文字文化センター跡地などを活用し、「シン・十文字拠点」として子育て支援施設や賑わい創出施設の新設などを検討する。拠点整備の方向性やコンセプトを盛り込んだ基本構想を年度内に策定する予定。構想案の作成や構想委員会の運営補助などを行う策定支援業務を7月7日に開札。8年度は基本構想をもとに、基本計画の策定に着手する見通し。

 検討対象地は道の駅十文字(十文字町字海道下21−4)周辺の旧十文字第一小学校、旧十文字B&G海洋センター、旧消防署十文字分署、旧十文字図書館、十文字地域局跡地、十文字文化センター跡地など。エリアとしての全体面積は5ha。多世代が天候や季節を問わず集い、楽しめる場所・施設の整備を検討する。

 エリア名称の「シン」には、新しい「新」、軸となる「芯」、進化する「進」、賑わいの「賑」、成長して伸びていく「伸」といった意味が込められている。

 基本構想の策定に向け、学識者、地域住民、道の駅十文字関係者、子育て支援団体など14人で構成する委員会を設置。今月17日に第1回を開催し、コンセプトや方向性の検討に着手した。委員会は年度内に5回程度の開催を予定している。また、7月には市が中高校生によるワークショップを開催し、意見やアイデアを募る。

 基本構想は年度内に策定し、8年度は基本計画の策定に着手。具体的な施設規模や配置、スケジュール、想定事業費などを検討する。9年度以降のスケジュールは基本計画をもとに決める。

 十文字地域は、都市計画マスタープランにおいて、市の副拠点区域として位置付けられている。副拠点には横手市南部を中心として、福祉、文化機能等の暮らしを支える機能、横手市増田伝統的建造物群保存地区への玄関口とする観光交流機能を配置する方針。横手市南部における交通の要衝として地の利を生かし、県外からの交流人口拡大を図り、多世代が集う拠点整備を構想で掲げている。

提供/秋田建設工業新聞